薬剤師の求人・転職│国家試験対策のプロとして働く

薬剤師転職 - 予備校・専門学校で講師をしたい方へ

薬剤師には幅広いワーキングフィールドがありますが、その中に講師という選択肢があります。講師をする場所は、薬剤師国家試験予備校や美容師専門学校です。薬剤師国家試験予備校は、薬学部卒の人や6回生の現役大学生、4年生薬学部で修士課程修了した人が受講しています。
薬剤師の求人サイトは仕事が見つかりやすいのか

講師の仕事は多彩です。授業に必要なプリント作り、国家試験の傾向を詳細に分析した上でのテスト問題作成、又、受験に対する悩みを抱えている生徒をフォローするなど、やるべきことは山ほどあります。

美容師国家試験には実技プラス学科がありますので、その学科を講師として専門学校で担当します。科目は、物理化学・衛生管理・美容保健です。受講する生徒の大半が、中卒、高卒の方々です。

国家試験合格が目標なので、それに向かって講師も生徒と一丸となり頑張っていく姿勢が求められます。それには、生徒との関係も大切です。特に美容師専門学校では文化祭や運動会があるので、行事参加も必要とされます。

ですから、人間関係が苦手な方や社交的でない方には向いていないかもしれません。又、講師として働く以上、常日頃から国家試験対策の勉強は必須ですし、国家試験が近づくとかなり多忙になります。

薬剤師の業務と講師の仕事は大きく違うので、転職を躊躇する方もいますが、反対に、やりがいを求めて講師に転職する方もいらっしゃいます。只、一旦講師の仕事に就くと、その時点から医療現場から離れることになるので、最新医療知識に乏しくなるデメリットもあります。

しかし、若い世代と関わることで楽しく過ごせるメリットもありますし、何よりも教え子が国家試験に合格した時の喜びはひとしおで、実に感慨深いものがあります。そして、薬剤師を誕生させるお手伝いをしているという事実は、社会貢献への大きな自信とやりがいに繋がっていくでしょう。

講師の採用は、薬剤師国家試験実施の3月、美容師専門学校は卒業時期(2~3月)に募集があることが多い傾向にあります。なので、転職活動は12頃から始めるほうがいいでしょう。講師は急な欠員もあり、欠員募集は転職サイトが扱うことが多いので、講師に興味のある人は薬剤師専門の転職サイトに相談してみた方が転職しやすいかもしれませんね。

医薬品盗難事件から薬剤師が得た教訓とは?

残念なことに、薬剤師が医薬品を盗むという事件も起こっています。2011年に2件も発生しました。被害にあった1件は、調剤薬局でした。勤務していた薬剤師が住宅ローンの支払いに困窮し、薬局に一人になった隙にカバンに医薬品を入れて持ち出していたそうです。被害総額はなんと2500万円にも及びました。盗んだ医薬品はネットで転売していたそうです。

2件目は、大学病院勤務の薬剤師が、倉庫から医薬品(600万円相当)を盗み出していました。この場合もネットで転売し、遊興費にあてていたそうです。そこで、問題視されたのが、2件とも事件が発覚するまでに数ヶ月経過していたことです。

言い換えれば、どちらのケースも医薬品管理のずさんさが浮き彫りにされた結果となってしまったのです。医薬品は持ち出そうと思えば簡単に持ち出せるほど軽量なものです。それだけに医薬品管理は徹底しなければなりません。

防止対策としては、医薬品保管場所には鍵をかけること。そして、その鍵は責任者しか扱えないこと。又、処方量と持ち出した医薬品の残量を常にチェックし、誤差がないように徹底管理すること。このように幾重にもチェックすることで、医薬品盗難防止に結びつきます。

最近では、盗難防止と医薬品の残量管理機能に優れた自動調剤機も開発され、注目されています。しかし、装填する医薬品を間違えた結果、処方箋と異なった調剤が行なわれた事故も起こっていることから、医薬品装填には細心の注意を払わなければなりません。

又、自動警報装置と連動したICタグを医薬品につけることで、盗難を防ぐことも可能になります。加えて医薬品の入出庫で在庫管理もできるので、在庫量管理にも役立ちます。最終的にはネットの医薬品転売が問題です。医薬品の買取業者も、医薬品の入手ルートや売主の身元確認まで調べた上で買い取るべきでしょう。

何れにせよ、薬剤師は、その資格に誇りを持ち、不正行為は断じてしないという意思と患者さんの命に関わる仕事をしているという自覚を常日頃から持ち続けることが肝要と言えるでしょう。